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WordPressのプラグインでは対応出来ない、特殊な申し込みフォームの開発

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WordPress ワードプレス フォーム カスタマイズ

最終更新日:2024/12/01   公開日:2018/03/05

合同会社ジェイクラフトオールドブックス

「フォームのボタン位置は、ここに変えた方が使いやすいです」Webシステム開発会社でもそういうセンスがある。
これぞまさにデジファの真骨頂だな、と思いました。

代表 酒井 貴康 様

「古本宅配買取・ネット買取のジェイクラフトオールドブックス」サイトリニューアル

業務の拡大と共にWordPress(ワードプレス)では機能が足りず、しっかりしたWebシステムが必要になってきた。

-まずは御社のビジネスについてお教え頂けますでしょうか。

<酒井>
弊社は主に一般のお客様から書籍や映画、舞台等のパンフレット等の買取と販売をメインしています。広いカテゴリで言うとリサイクル業ですね。買取も販売も全てネット経由で無店舗です。おかげさまで業績は順調に推移しているのですが、他方業務の拡大と共に困った問題が起き始めていました。

-困った問題といいますと。

<酒井>
自社サイトは一般のお客様からの買取に特化しているのですが、買取申し込みフォームが、普通のワードプレスのプラグインで出来ていたため、注文数の増大と共に事実上使い物にならなくなってしまい、仕入に大きな支障が出始めていたのです。

どういう事かと言いますと、弊社の場合は古物営業法の規制を受けているため、法律に則った手続きが必要で、流れもECサイトのような単に商品を発送するといった単純なワンウエイではありません。

まずお客様から書籍の買取申し込みを受け付ける歳、同時に証明書写真も添付していただかないとなりませんが、当時のフォームではこの画像添付がまず出来ず、個別メールでのやりとりになっていました。このため、煩雑なやりとりが発生していました。

また、希望の集荷日を聞かないとならないのですが、お客様のご要望に応じて郵送用の段ボールを弊社から無償でお送りするサービスもしています。もし段ボールが必要な場合は、段ボールがお客様のお手元に届いた日以降の日付を集荷日にしていただかないとなりません。そうしないとお客様が荷造りをする前に集荷が来てしまうからです。段ボールを送らなくても良いというお客様は翌日の集荷でも問題ありません。また、事後に弊社から御連絡する査定金額に対して、承諾する、承諾しない、そもそも自分の承諾を取らなくても良い、という選択肢が有り、それらに応じて「申し込み番号」と「買取支払番号」の自動発行を行う必要があり、それに基づいて社内で支払い処理などを行っています。

-なるほど、それは大変ですね。ホームページ制作というより、Webシステム、もう基幹業務システムに近いのでないでしょうか。

<酒井>
はい、まさにその通りです。当初はこのような写真や集荷日の指定等、面倒な処理は全て個別にお客様とやりとりしていたのですが、取扱量が増えると負荷に耐えられなくなってきました。普通のワードプレスのプラグインで実現するフォームでは、機能が全く足りない上にカスタマイズ範囲が大きすぎるため、利用するのは無理がありました。

また、日々買取申し込みが増えていく中で、しばしば弊社の作業キャパを超えてしまう事態が起き始めました。このため当時はきつくなるとやむを得ず「買取申し込みフォーム」自体を一定期間閉鎖していました。こうなると当然ですが、弊社の信用に関わってます。それでも一部の熱心な顧客から、通常のお問い合わせフォーム経由で「いつ買取を再開するのか」「すぐ買い取って欲しい」という要望を少なからず頂きます。場合によってはイレギュラーで対応せざるを得ず、この結果益々作業負荷が増大する、という状況でした。

一方的に作り手の都合を押しつけず、きちんと顧客目線で仕事をしてくれそうだなと思いました。

-なかなか難しい状況ですね。そこでデジタルファームに相談をされた、という事ですね。どうしてデジファにしたのでしょう。また、元々何かご紹介でお知りになったのでしょうか。

<酒井>
元々今のホームページ自体は地元の別の制作会社にお願いしており、全体で見ると特に問題はなかったのですが、やはり買取申し込みフォームや買取承諾フォームは単なるフォームというより、仕入のコアであり弊社の生命線とも言える機能です。お客様から見た時に、とにかく使いやすいフォームである事、また日々押し寄せる大量の買取オーダーをストレス無く円滑に処理出来る業務システムである事を両立させなくてはなりません。顧客目線でWebシステム開発やWebコンサルティングが出来る会社はどこだということで、ネットでかなり調べまして、デジタルファームさんにたどり着きました。なので全く面識はなかったですね。

-最初の印象はいかがだったでしょう。また初対面という事もあり、不安はありませんでしたか?

<酒井>
私は前職が元々営業職であった事もあり、商売はやはり人と人とのつながり、信頼関係がまず大事だと思っています。最初、田中社長にすぐ来て頂いたのですが、お話をする中で、この人なら一方的に作り手の都合を押しつけず、きちんと顧客目線で仕事をしてくれそうだなという印象を受けました。実際その通りで、プロジェクトが動きだした後も、MLでのやりとりが基本ですが、ちょっとでも齟齬が出そうな場合や微妙なニュアンスの時はすぐに電話していただき、打ち合わせにもこまに来て頂きました。

「そうそう、そうなんだよ!今までいろんな人にいってもピンとこなかったんだよ!」と思わず膝を叩きました(笑)。

-実際にお願いしていかがだったでしょう。

<酒井>
結果から言うとお世辞無しにかなり良かったと思っています。例えば弊社から要望した中に、買取申し込みフォームにカレンダーを表示させて、個々の日付に集荷受け付けの上限数を設定できるようにして欲しい、というのがありました。上限になったらカレンダーでその日付が選べないようにする、という仕様です。これなら今までのように買取申し仕込みを日によって分散させる事が出来ますので、作業量を平準化させる事が出来、これまでのようにフォーム事態を閉鎖する必要もありません。

-ある意味ECサイトで言う在庫管理に近い機能ですね。

WordPressのプラグインでは対応出来ない、特殊な申し込みフォームの開発
<酒井>
その通りです。結果的にデジタルファームさんからいろいろとヒアリングを受けて、「基本的に全ての日付に対して一律に同じ件数の集荷数の上限設定が出来、かつ特の日付については、任意の上限数を個別に設定出来る」という管理機能を御提案、実装頂きました。確かに日によっては通常よりもう少し多く受け付けてもいいかな、という事があるので、これはかなり使い勝手も良く重宝しています。

-ユーザー側の使いやすさという点ではいかがでしょう。

<酒井>
こちらも大変良かったです。フォームは日付の選択をカレンダー方式にした事によってユーザーから見るとどの日が集荷可能で、どの日が集荷してくれないのかが、申し込み時に一発で分かるようになりました。これだけでも大変改善されたのですが、田中社長からは更に「[お客様情報を入力する]ボタンが最下部にあるのはちょっと使いにくいので、位置を修正しませんか」と御提案を頂きました。これを聞いた時はこれぞまさにデジファさんの真骨頂だなと思いましたね。我々がユーザー目線でモノを言うのは当たり前ですが、Webシステム開発会社がこういうユーザー目線で自然にものを考える事が出来るというのは非常に少ないです。思わず「そうそう、そうなんだよ!今までいろんな人にいってもピンとこなかったんだよ。そういうとこなんだよ!」と思わず膝を叩きました(笑)。

WordPressのプラグインでは対応出来ない、特殊な申し込みフォームの開発
かなり使いやすくなった買取申し込みフォームだが、ボタンの位置を変更し、大きく視認性をあげる事によって更に使いやすく、コンバージョンレートの改善を実現した。

-逆にここは良くなかったな、というところはどんなところでしたでしょう。

<酒井>
そうですね、あまり無かったのですが、あえていうと、ご発注をさせて頂いてから、開発プロジェクトが立ち上がるまでに少し時間がかかった事ですね。そこはちょっともたついた印象があります。立ち上がってからはとんとんと進みましたが、顧客に密着してお仕事をされているので、社内リソースの課題があるのだろうなと思うのですが、そこを改善するともっといいのではないでしょうか。にしても、デジファさんにお願いして本当に良かったというのは変わりませんし、今後も是非デジファさんに継続的にお願いしたいと思っています。

-どうもありがとうございました。

SITEDATA

サイト名 古本宅配買取・ネット買取のジェイクラフトオールドブックス
会社名 合同会社ジェイクラフトオールドブックス
URL https://jcraft-old-books.com/
UpDate [2017.05.01]
対応範囲 PC,スマートフォン,プランニング,デザイン,システム,サーバ

一般のお客様から書籍や映画、舞台等のパンフレット等の買取をしている自社Webサイトの買取申し込みフォーム等、買取にかかる一連のWebシステムの開発を担当させて頂きました。

■リニューアル概要
映画、舞台等のパンフレット等の買取を希望される一般のお客様が申し込まれる「買取申し込みフォーム」の日ごとの申し込み件数の制御から始まり、一連の顧客管理システム、査定応諾、お支払い処理の制御を、通常のワードプレス(WordPress)の自社Webサイトに追加する形で開発を行いました。