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iOSアプリ・アンドロイドアプリ開発事例

iOSアプリ・Androidアプリ開発 失敗のコツとは

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iOSアプリ・Androidアプリ開発の失敗のコツ

最終更新日:2020/06/30   公開日:2019/04/12

Web制作や、iOSアプリ・Androidアプリ開発をしていますと、これをやると必ず成功する!というのは当然ですがなかなか分かりません。断言する人がいたならその人は詐欺師ですね。「おじいちゃんこの株は必ず儲かります」というのと何ら変わりがありません。

勿論受託開発、請負のWeb制作・アプリ開発をしている中で、この方がユーザビリティが優れている、無駄ながない、うまくいくはずだ、という仮説を元に進めていくわけすが、結局の所はいかに適性に、スピーディにPDCAサイクルを回していくか、という事しかないように思います。

ところがですが、長年この手の開発を生業としていると、「これをやると間違いなくコケるな」「これはダメだな」という事は割と分かるようになります。それをご説明差し上げます。

iOSアプリ・Androidアプリには実は2つのタイプがある

iOSアプリ・Androidアプリ開発をするにあたって、実はアプリというのは大きく言うと二つのタイプがある事をまずは押さえておきましょう。一つは、「幕の内弁当型」、もう一つは「ドンブリ型」と呼ばれるものです。それぞれ特徴があります。以下ご説明差し上げます。

幕の内弁当型アプリとは

まずいろんな機能、コンテンツをいろいろと詰め込んだアプリを弊社では「幕の内弁当型」と定義しています。結論から書いてしまうと、この手のアプリは総じてうまく行かない傾向が強いです。ここで言う「うまく行かない」というのは、アプリシステム開発、実装がうまくいかない、という意味ではなく、「多くのユーザーに、満足度の高い状態で継続的に使ってもらえない」という意味です。

そもそもコンテンツをかなりお持ちの企業の場合、社内にいろんなステークホルダーが存在します。例えばテレビ局で言うと、編成局としてはこれ載せて欲しい、事業局としてはこれ絶対頼む、営業局としてはこれ載せてくれと代理店から言われてる、ともうとにかくいろんなところから要望が来てしまいます。そうこうしているうちに、結局何が「売り」のアプリなのか、スマホサイトとこれ何が違うの?とユーザーから見て極めてわかりにくいシロモノになってしまう訳です。コンテンツを大量に持っている企業がはまりがちな罠と言えるでしょう。

ドンブリ型アプリとは

逆に「うまく行くケース」は「ドンブリ型」と呼ばれるアプリです。牛丼とかエビ天丼とか、ドンブリモノは食材がとにかくはっきりしていますよね。それと同様に、要はこれは天気予報ですよ、とか動画編集ですよ、とか、目的がとにかくはっきりしているものです。

その証拠に、App Storeを見てみても人気のあるアプリはほとんどの場合目的的に特化しているものであることが分かります。Applivのランキングも同様です。シンプルで使いやすくわかりやすい、これが末永くユーザーが使ってくれる、成功するアプリの一番の特徴です。ヒット商品を作るコツを聞かれた秋元康氏が以前「記憶に残る幕の内弁当はない」とおっしゃっていましたね。アプリもまさにその通りです。

 

iOSアプリ・Androidアプリ開発の失敗のコツ

 

どちらの型のアプリを目指すべきか

アプリというのは、スマホサイトと違ってデザインに一定の制限が存在します。なので、詰め込めば詰め込むほどそもそも使いにくくもなってしまいます。結局費用はそれなりにかかったものの、大してダウンロードもしないアプリが出来上がってしまう訳です。

つまり、アプリ開発においては、総合的にバランスが取れている幕の内弁当型より、牛丼どかん!のドンブリ型の方がうまくいきやすい傾向があります。

コンテンツを沢山持っている企業ほど、あれやこれやとアプリに詰め込みたくなります。結局ユーザーも定着せず、スマホサイトとの違いはプッシュ通知だけ、という事にならないように、アプリ開発の初期のにおいては、「ユーザーに何を提供するのか」というコンセプトメイクをしっかりする事が、「多くのユーザーに、満足度の高い状態で継続的に使ってもらえる」アプリ開発のキモと言えるでしょう。