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Webを活用してお客様のビジネス課題を解決します。札幌・東京を拠点にWebコンサルティングをコアにした、Web制作・システム開発・サーバ構築会社です。

【発注者向け】Web制作・システム開発で安いレンタルサーバを利用するのがヤバい、そしてそれを進めてくる開発会社も結構ヤバい4つの理由

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安いレンタルサーバを利用するのがかなりキケンな理由

最終更新日:2024/10/25   公開日:2021/08/13

弊社ではWebサイト制作やWebコンサルティングのご相談を頂くに当たって、当然ですがサーバをどこにしたらいいのか、というご相談を頂きます。その際、Webで行おうとしているビジネスの重要度に応じてご提案をしているのすが、お客様、企業の収益度に直結する重要なサイトほど、レンタルサーバはお薦めしていません。本日はその理由を実際の事例をベースにご説明します。

理由その1 サーバが突然止まってWeb サイトが見えなくなる

安いレンタルサーバは定期的に止まります。理由は「計画停止」です。「計画停止」とは、メンテナンスのためにあらかじめ計画的に停止を行う事を指します。こういう通知が突然来るわけです。

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[レンタルサーバ] メンテナンスによるサービス停止のお知らせ
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ご契約サーバのハードウェアメンテナンス実施に伴い、以下のとおり一時的に
サービスをご利用いただけなくなります。

■メンテナンス日時
2021年●月●日(木) AM0:00 – AM9:00
※メンテナンス時間は作業進捗により前後する場合がございます。

■作業内容
ハードウェアメンテナンス

■メンテナンスの影響
メンテナンス中はサーバに接続できないため、メール送受信やホームページ
の表示、サーバコントロールパネルへの接続などができません。

※某大手レンタルサーバ会社から来たら本物の通知文章です。

この間、サイトは一切表示されなくなります。当然ですがGoogleから見たとき、「あれ!?サイト突然無くなってる。じゃランク落とすね」とSEO的にはマイナスになる可能性がありますし、そもそもお客様が見に来たときサイトが表示されない、という恐ろしい状態になります。

 

理由その2 巻き添えを食ってサイトの表示が遅くなる

レンタルサーバは構造が「長屋」または「集合アパート」です。つまり、大きな建物の中に仕切りを入れて、何部屋も作って貸し出している状態になります。このため、どこかの家(サイト)に大量のアクセスが発生した場合、建物全体が巻き添えを食ってWebサイトの表示が著しく低下します。

【発注者向け】Web制作・システム開発で安いレンタルサーバを利用するのが、そしてそれを進めてくる開発会社がかなりヤバい4つの理由

勿論レンタルサーバ会社もそこは分かっていますので、監視をしていて、もし何かそのような異常事態が起きた場合、そのサイトへのアクセスを遮断、つまりサイトを落としますので、それによって正常化されますが、このような「予測不可能な巻き添えリスク」は常にあります。

理由その3 突然アクセスが増えると、サイトを止められ「出て行け」と言われて大騒動になる。

これは2のアクセス集中の当事者になった場合です。自社のサイトがたまたまバズった、テレビで紹介された、となった場合、レンタルサーバ会社に「迷惑だからサイト止めた。上のコースに契約しなおすか、出て行け」と通告されます。この間、サイトは表示されなくなる事が少なくありません。当然この間お客様がWebサイトを閲覧する事は出来なくなります。

そしてこのWebサイトの「お引っ越し」が実は「大問題」になります。どういうことかと言いますと、ある程度開発してから時間が経っているWebサイトですと、その時点でMySQLやPHPのバージョンがかなり古くなっている可能性が高く、Webサイトを引っ越しするだけではサイトが動かず、かなり大きな改修作業が発生する確率が高いです。こうなると、予想外の大きな出費が発生する事になります。

理由その4 問題が起きたときに、解決に非常に手間取る。

Webサイトの制作においては、昨今ほとんどがLinux、WordPress、php、apache、MySQLといったオープンソースというソフトウエアが使われます。これらは無料で活用する事が出来ます。皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。これらを使っていると、しばしば理由がよく分からない動作の不具合が起こる場合があります。それらの問題を解決する場合、サーバの管理者権限(ルート権限)を持っているかどうかで、かなりてこずりの加減が変わります。クラウドや専用サーバであれば、管理者権限を貰え、自社しか使っていませんので、いろんな角度での検証、対症療法も根本治療も可能ですが、レンタルサーバではほとんどの場合管理者権限を貰えません。いわば一軒家なら家の鍵を貰って好き放題出来ますが、長屋ではカンタンにどの部屋にも入れるマスターキーを貰える訳がありません。

 

別にレンタルサーバ会社が「悪い」分けではない。適材適所が重要。

このようにレンタルサーバを利用するのは、大変危険が伴うわけですが、これは別にレンタルサーバ会社が「悪い」分けではありません。月額わずか数百円から数千円で提供しているわけですから、「安かろう悪かろう」なのは当然と言えるでしょう。むしろ最近は「悪かろう」はかなり減ってきており、そのような低価格でよくこれだけ高品質なサーバを提供してくれているなと思います。勿論このような廉価なレンタルサーバを使った方が良い、お得なサイトもあります。例えば「月間数百、数千PV程度のただの会社のホームページ」などがそれに該当します。「月商数万、数十万程度のECサイト」などもいけるでしょう(個人的には今後かなりリアルに急成長を想定しているのであればやはりお薦め出来ませんが・・・)。しかし一日止まると大きなダメージを被る、会社の次の事業の柱としてWebサイト、Webサービスを育てたい、という場合はやはりレンタルサーバはお薦め出来ません。

そもそもレンタルサーバをお薦めする業者には要注意

重要なWebサイトであればあるほど、システム的に作り込む要素も増えてきます。単純にWordPressを入れて「はい出来ました」で済む可能性はあまりありません。スクラッチで(つまり専門にイチから)作り込んだり、WordPressを使うにしてもプラグインや本体をカスタマイズしたり、という事になりがちです。こうなってくるとますますレンタルサーバの利用にはリスクがあります。であるにも関わらず、「サーバはどこかいいですか?」と聞かれて「普通にレンタルサーバで大丈夫です」と応えるWeb制作会社は、そもそもWebシステム開発・Web制作を「分かっていない」可能性が高く、お客様をきちんと導く事が出来る能力があるのか甚だ疑問です。僭越ながらお付き合い事態をよく考えた方が賢明かと思います。このようにどのインフラ、サーバを使うかというのは、そのWeb制作会社の力量を見抜く上での一つの指標になるでしょう。

こちらをご覧下さい。

 

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