東本願寺にあったデジタル賽銭箱はユーザーエクスペリエンスをこう改善すべき。
ここのところ、あれやこれやとQR コードを使ったアプリダウンロードの遷移について、その課題と展望について語って参りましたが、また見つけてしまいました。
場所は東本願寺。あの親鸞が建立した寺院で国の重要文化財です。
実は出張中、なにげに横を通りかかったので、立ち寄ってみました。その境内、静謐な空間を堪能しました。
中にはひなたぼっこしながら寝ている人もいます。気持ちよさそうですね。
すると。。。最近流行のデジタル賽銭箱システムのQR を見つけました。
Jcoinのお賽銭システムです。
中国のUnion Payのお賽銭システムもありました。
そこで早速Jcoinのお賽銭システムを使って見ることにしました。どうやらこのQRコードからアプリをダウンロードして賽銭するようです。どれ。
ん・・・?
んんん??どういう(何故?)検索結果が?
な、なんと、よく見ると・・・
そう、実はこれ「アプリは勝手にストア行ってワイの名前で検索して落として、んでその後アプリ立ち上げてこのQR コード読み込んでクレカで課金賽銭してくれな」というめちゃハードルの高いお賽銭システムだったのです。。
人の本質は面倒くさがりです。車輪が発明された瞬間、人は極力歩かないようになり、自転車、バイク、自動車が発明されるにつれ、ますます人は歩くのを極力避けるようになりました。お腹が好いたら自分で作るよりつい吉野家に行ったりコンビニで済ませたりもします。
快適な生活を営むために、人はいかに「面倒臭い」を排除するかに全勢力を傾けてきました。それが人類500万年の歴史です。
QRコードも同様で、ユーザーがエンゲージメントするラストワンマイルのユーザーエクスペリエンスやカスタマージャーニーがトラブルサムだとコンバージョンがリダクションします。分かりにくいですね。要は「せっかくアイデアや機能それ自体が良くても、面倒臭かったら誰も使わん。こっちもヒマじゃねんだよ」という事です。ユーザーは提供者側が考えている以上に冷酷で残酷です。その現実を直視して開発をする必要があります。
なのでべストなのは以下の遷移です。
QR コードを読み込む⇒システムでiPhoneかAndroidかを自動判定⇒当該スマホにアプリが入っているかどうかを自動判定⇒入っていなければストアにor入ってくればアプリ起動
ここまでやれば何のストレスも無い使い勝手になりますし、かなりの人が課金してお賽銭を投げてくれるはずです。
使い勝手、はシステム屋さんが苦手な分野です。システム開発会社を上手く使いこなしてください。
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