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「平均セッション時間」が商売の基本にかなっている理由

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最終更新日:2020/03/10   公開日:2017/04/05

ホームページをお持ちの方ほとんどの方が、Googleアナリティクスを導入されているかと思います。

その中に、「平均セッション時間」というのが出てきます。

札幌 ホームページ制作

いわゆるこれですね。これ、どういう意味かご存じでしょうか。

「平均セッション時間」というのは、簡単に言うとそのホームページにどれくらい滞在していたか、という時間の長さです。この数字、つまり滞在時間が長ければ長いほどそのホームページを閲覧しており、情報に触れる時間が長かったという事になります。

ホームページの運用においては、いかにこの「平均セッション時間」をいかに長く伸ばすか、という事が運用指標の大事な一つになります。

これはリアルで考えるともっと分かりやすくなります。例えば小売業をやっている方はすぐに分かると思うのですが、お客さんには出来るだけ長く店舗内にいて頂いた方が、売上が上がる確率が上がります。つまり、店舗滞在時間(=平均セッション時間)が長いほど、ビジネスチャンスが増えるワケです。

ホームページもそれと全く同じで、滞在時間が長くなればなるほど、商品へのお問い合わせ(見込み客化)や購入(売上化)していただける確率が高まります。つまりホームページの運用において基本的な目標設定として、この「平均セッション時間」をいかに長くするか、という事が重要になってくるワケです。

それに関連して、先日非常に興味深い仕掛けを見つけました。ロイターのニュースサイトです。

このサイトではページ下部のページ送り処理において、

「記事を1ページに表示する」

という機能をつけています。

札幌 ホームページ制作

特にニュース系サイトはテキスト中心になりますので、ユーザーに対するきめ細やかな配慮が重要です。これは他ではあまり見かけない仕掛けです。

つまり、「平均滞在時間」をいかに伸ばせるか、というのは、ホームページの記事を読んでいて、使っていて、「居心地が良いかどうか」と感じさせる事がものすごい重要になってくるワケです。

いわばホームページの操作性がキモになるわけで、こういう小さな仕掛けの積み重ねが、「平均セッション時間」やPV等を底上げしていく要因となります。

我々の業界ではこれをちょっと格好つけて「ユーザーエクスペリエンス」と言ったりします。ホームページを使ってユーザーが出来る体験の質を上げる事が、問い合わせを増やし、見込み客を増やし、売上を増やすことに繋がるわけです。「カスタマーのユーザーエクスペリエンスをいかに向上させるかです」とコンサルは良く言いますが、要は「いかに使い勝手の良いホームページを作るかです」と言ってるだけです。この業界はほんとカタカナが多いですよね。

ただし、この「平均セッション時間」には「ワナ」も仕込まれています。どういう事か。例えば、以下に10人の小学生のテスト結果があります。

札幌 ホームページ制作

これをグラフにしてみました。

札幌 ホームページ制作

見ての通り、10人の平均点は66点ですが、平均点を取った子は一人もいません。つまり平均値の場合は、このような事が起こりえるので予め注意が必要です。しかし、そこを踏まえた上で、一つの指標として大事なのは変わりません。

 

ちょっと例えがベタかも知れませんが、イチローの3,000本安打が、1本1本のヒットと努力の積み重ねで成り立っているのと同様、ホームページで結果を出すためには日々地道な改善と努力が重要です。ただ、イチローとの最大の違いは、プロスポーツ選手の旬は短く、努力と結果が必ずしも比例関係にないことです。ホームページ制作や運用はこのような細かい仕掛け、改善を積み重ねて行くとで、時間がかかっても「必ず結果がついてくる」業界です。あきらめずにコツコツと改善を積み重ねて下さい。

 

 

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