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法人と個人とで同じ商品ページがある!こんな時はcanonical(カノニカル)タグをきちんと使いこなそう!

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最終更新日:2024/10/10   公開日:2024/08/14

貴方の会社では、法人向けと個人向けに同じ商品を製造、販売してないでしょうか?通常企業のWebサイトは個人向けと法人向けがサイトトップで分岐している事が多く、しばしば同じ製品の詳細ページが二つWebサイト内に掲載されてしまう、という事態が起こります。

法人と個人とで同じ商品ページがある……こんな時はcanonical(カノニカル)タグをきちんと使いこなそう!

実はこれ、かなりキケンです。同じ商品にもかかわらずディレクトリが異なるだけで同じページが二枚出来てしまうと、Google様から「このサイト、さてはスパムだな!?」と疑われてしまい、検索順位の上位に出てこなくなってしまうリスクがあるからです。下手すると抹殺されます。しかしそもそも同じ商品なので、説明文章を変えようが無いよ、一体どうしたら・・・

こんな時に便利なのが、canonicalタグです!カノニカルと読みます。

canonicalタグは、Webサイト内に重複していたり類似していたりするコンテンツがある際に、Googleなどの検索エンジンからの評価を最適化するために用いるタグです。このタグを使用して似たようなページの評価を1つに絞ることで、SEO評価の分散を防止します。

その一方で、正しい使い方をしないとSEOに悪影響を及ぼすため、注意が必要です。

今回は、canonicalタグの正しい書き方とSEO評価について詳しく解説します。

この記事の結論

  • 個人と法人向けに同じ商品を取り扱っている企業で、同一商品ページを複数サイトに掲載している場合はcanonical(カノニカル)タグの利用が必須。
  • canonical(カノニカル)タグ使い方は大手でも結構間違えているケースがある。
  • canonical(カノニカル)タグの使い方を間違えるとSEO的にはむしろ逆効果で有害。
  • canonical(カノニカル)タグは指摘しないと普通のホームページ制作会社は何もしてくれないケースが多いので、必ず発注主から注文を付けてチェックしよう。

 

 

canonicalタグとは?

canonical(カノニカル)タグとは、正規URLをGoogleに認識させ、評価を1つのページにまとめるために用いるタグです。先にご説明したとおり、法人向けと個人向けで同じ商品を販売している場合、ページのURLは異なりますが、内容は同じようなものになります。

このような場合、検索エンジンは類似のページのどちらを評価すべきか判断できず、どちらも検索順位が下がってしまいます。しかし、企業としては「法人・個人でページを分けたい」というケースも多いでしょう。

そういう時にcanonicalタグを使うことで、検索エンジンからの評価の分散を避けることができます。

具体的には、法人向けページと個人向けページにcanonicalタグを以下のように設定することで、検索エンジンに「こっちのページを評価してください」と伝えることができるんです。

法人と個人とで同じ商品ページがある……こんな時はcanonical(カノニカル)タグをきちんと使いこなそう!

このように重複ページや類似ページがある場合は、必ず優先したいページにcanonicalタグを設定するようにしましょう。

Web制作会社への指示はどうしたらいい?

Web制作会社はWebサイトを制作は出来ますが、基本SEOの事をディープには知りません。なので、発注者である貴方が指示・確認をしない限り、Web制作会社は何もしない可能性が極めて高いです。請負によるサイト制作は基本「言われた事をする」だからです。「言われなくてもする」会社は滅多にありません(うちはそこを志向しています)。なので個人向けと法人向けで同じ商品を製造、提供しており、同じ商品詳細ページを違うディレクトリに設置している場合は、Web制作会社に「canonicalタグの設定も行っていただけますか?」と必ず指示をしましょう。

canonicalタグを使う際の注意点

canonicalタグを使う際は以下の点に注意が必要です。Web制作会社へのチェックにご活用下さい。

設定を間違えるとページが検索結果に表示されなくなる

canonicalタグの指定先を間違えると、想定していないページが検索結果に表示されなくなってしまいます。

また、誤った設定方法を行うと評価が統一されず、検索順位が下がってしまう可能性もあります。

そのため、使用する際はSEOに精通した制作会社に依頼するのが安心でしょう。

不要なページは301リダイレクトを使用する

Webサイトのリニューアルや改善によって、同じページが複数出来るのでなくページのURLが変更になる場合があります。この場合に元のページを残してcanonicalタグを設定することで古いURLではなく新しいURLの評価を優先することは可能、と言えばそうなのですが、この場合、古いURLのページを残す事となり、ユーザーがそちらにアクセスしてしまうので意味がありません。

このような時は、ページを自動転送する「301リダイレクト」を使用しましょう。

【発注者向け】ホームページをリニューアルする時はリダイレクトを必ず設定してるかチェックしよう!

全ページ同じURLを設定しない

canonicalタグで指定するURLを全て同じにするのはNGです。良くあるのが一律にサイトトップに設定しているケースがあります。

法人と個人とで同じ商品ページがある……こんな時はcanonical(カノニカル)タグをきちんと使いこなそう!

例えば全てのページでcanonicalタグの向け先をTOPページに指定してしまうと、そのトップページのみがGoogleからの評価対象となってしまい、他にコンテンツが存在しないかのような、おかしな事になってしまいます。

canonicalタグを使用する際は、必ず具体的な対象のページに向けて設定するようにしましょう。

1つのページに2つ以上使用しない

canonicalタグは、1つのページに1つだけ設定可能です。

2つ以上のcanonicalタグを設定した場合、検索エンジンはどちらのURLを優先的に扱えばよいかわからなくなってしまうため、つかってはいけません。

まとめ:canonicalタグは重複コンテンツ防止につながる

Web内に重複・類似するページがある場合は、canonicalタグを使用してSEO評価の分散を防ぐことが重要です。

しかし、canonicalタグは設定を間違えるとかえって検索順位が下がってしまう危険性があるため、注意が必要です。

制作会社に依頼する際は、canonicalタグの設定を行ってもらえるか、正しく設定されているかをチェックするようにしましょう。

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