集客用に立ち上げたブログの放置プレイがもたらす真のヤバい効果とは
宣伝や販売、採用のために設置したホームページの効果を最大化させるために、ブログを設置する、というのはスタンダードな手法の一つです。
ブログを設置して運用する事によって、サイトを訪問してくれたユーザーの滞在時間を増やすと共に、Googleからの検索順位の向上にも役に立ちます。更新頻度が高いほどGoogle,Yahooから見ると「一生懸命頑張っている優良なサイト」と見なされる確率が高まるからです。
また往訪してくれたユーザーの心証を良くしますので、ECサイトであれば売上の向上に寄与しますし、コーポレートサイトやサービスサイトであれば資料請求、お問い合わせを増やす効果が見込めます。採用であれば自社にあった優秀な人材を採用出来る確率は高まります。
まあ、言ってみると当たり前の事で、リアル店舗に置き換えてみると、店舗を作ったのに中に店員がまともにいないのに売上が上がるはずもありません。例外は田舎の国道沿いにあるトウモロコシやカボチャの無人販売所くらいなものです。それでも片手間なりの売上、効果にしかなりません。
中に店員がいて会話があり、活気のあるお店はやはり来店率も上がりますし、売上も多いものです。ススキノや歌舞伎町で客引きがいなくならないのと一緒です。いた方がお店の売上が上がるからです。あのお兄ちゃん達は別に趣味で寒空の下、長時間路上に立ちっぱなしで客引きしている訳ではありません。ネットの場合、ブログがその一つの手段となるわけです。
このようないいことだらけ、少なくとも悪い事は無いように思われるブログの設置ですが、ホームページ制作において、そのブログ設置かえって逆効果になる場合があります。それはどんな場合か分かりますでしょうか?
それはずばり、放置プレイ、です。
皆さんも見たことがありますよね。サイトを見に行ったら、
みたいなブログ。
実は普通の企業だけではなく、IT系でもしばしばこういうところをおみかけします。このブログを見ると、ほとんどの人は「ここ本当に営業してるの?」と不安をあおってしまいます。それは最終的には御社のビジネス姿勢への不信感につながります。これでは買ってくれるもののも買ってくれません。
ブログというのは、ちゃんと運用しなければ、むしろ逆効果になります。私もWebコンサルティングにおいてお客さんには「やれないな、と思うのであれば、そこの部分を外注に出すか、又は引っ込めた方がいいです」というお話をしています。
こういう放置プレイのブログの非集客力というか、見込み客蹴散らし力は、貴方が思っている以上に、メガトン級の効果を持っています。
しかも立ち去ってしまう見込み客は
「いやー、ブログ更新してないですよね。ホントちゃんとやってます?ここ。なんかおっかないので、他あたるのでもういいです。さよなら」
とはわざわざ言ってはくれません。
ただ黙って立ち去ってしまいます。
なのでブログの更新頻度については、十分注意して下さい。みすみす獲得できるはずだったお客さんを蹴散らかしています。