実録!ホームページ制作会社からの「仕返し」に気をつけろ(1)「引っ越し」はバレないように進めないとヤバい!?
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これは世にも恐ろしい本当のお話です・・・。
スケキヨさん(とりあえず仮名 都内勤務 食品製造業 42歳 営業課長)はどうにかホームページ制作会社を見つけ、なんとかリリースまでこぎ着けることが出来ました。そこから数年が経ちましたが、どうもリリース後の対応が芳しくありません。
修正依頼を制作会社に連絡しても、返答に1週間以上かかるのはザラ。ちょっとした修正でも中々話が進みません。仕舞いにはスケキヨさんがホームページのここの部分を直して欲しい、と言ったらなぜか「セキュリティの問題があるのでフルリニューアルした方がいいですよ」と提案してくる始末。なぜこんな小さな改善でフルリニューアルの話になるのか・・・。
ホームページ制作会社をリセットしよう、と思ったらまさかの・・・。
もはやスケキヨさんには、そのホームページ制作会社が自分の都合で仕事をしているようにしか見えませんでした。次はもう制作会社ごとフルリニューアルだ。そう決断したスケキヨさんは、どうにか次にお願いするホームページ制作会社を見つけます。そしてホームページを作り直しをすることにしました。新しいホームページ制作会社からは「ホスティング会社を変更するのでドメイン管理機能のアカウントを下さい」「今使っているWordPressの管理機能のログインアカウントをくれますか」「今のサーバーのFTPアカウントを下さい」と言われましたが、スケキヨさんも今ひとつよく分からない点があったので、その旨を今管理しているホームページ制作会社に伝えました。
するとあらまあ、そのホームページ制作会社の態度が今までと一変、それでなくても遅い対応が益々遅くなってしまったではありませんか。あれこれ理由を付けて、アカウントもなかなか出して貰えません。あっという間に数ヶ月が経ち、リニューアルプロジェクトは膠着状態になってしまいました。そのうち対応するには別途費用が発生しますと言われる始末。スケキヨさんはほとほと困り果ててしまいました・・・。
ホームページ制作会社の嫌がらせは珍しくはない
実は、このようなスケキヨさんのお話は札幌に限らず、他の地方都市でも東京でも、実はそんなに珍しいお話ではありません。
ホームページ制作会社から見れば、仕事を切られる、というのは、毎月入ってくる月額数万円の保守の売上が無くなりますし、将来上がるであろうリニューアルの売上も無くなってしまう事を意味しています。
そうなると、ハッキリ言ってしまうといなくなってしまう顧客ですから、嫌われようがどう思われようが、もはや関係がありません。あれこれ難癖つけて出来るだけ長くいてもらって売上を上げる、特別対応だから費用をもらわないとやらないよ、と引越の妨害工作をするワケです。
これは極端に悪質な例ですが、現実的にこのようなホームページ制作会社は少数ながら存在しますし、こうなるとお引っ越しはかなりやっかいな作業になります。なかなか引っ越しが出来ず、リニューアルも進まなくなってしまいます。
では、こういうことを避けるためにはどうしたら良いのでしょうか。実はちょっとしたコツで、このような面倒を綺麗に避けられる方法があります。今後数回にわたってこの点についてご説明をさせて頂きます。
ホームページ制作会社を円滑に交代させる大原則
まず、大前提として言えるのは「いらぬ波風は極力立てない」です。つまり、ホームページのリニューアルをすること、そのホームページ制作会社を切ることはギリギリまで一切言わない、という事です。
これは全ての大前提であり、ここばバレてしまいますと、いきなり面倒な事になります。
勿論ほとんどのホームページ制作会社は良心的ですので、本来心配はいりません。ですが、スケキヨさんのような目に遭っている方は現実的にいらっしゃいますし、数年間のおつきあいの中で、「やりかねないかもな」という事はうっすらと想像がつくのではないかと思います。
このため、円滑にホームページをリニューアルし、制作会社を編こするためには、ぎりぎりまで黙っておく、という事が、まずは大原則であり、無難と言えるでしょう。
その2の続きます。