弊社は北朝鮮的な?
弊社ではお客様と、継続的なWebサイト制作・Webシステム開発・Webコンサルティングに関する契約を結んでおり、ケースによってはかなり密接におつきあいをさせていただいています。
そういうケースでは定期的にお客様とミーティングを開いており、数値を見ながらの前月の効果測定から始まり、今後の課題と進め方、仕様についてのお打ち合わせをさせていただいています。
で、先日、とあるお客様との定例ミーティングの事前と事後で、別途社内ミーティングを開き、説明するスタッフの「プレゼン練習」を行いました。
説明はわかりやすくなっているか、流れは適切かといった点の練習をしたわけです。
実は「何をどう、どのタイミングで作るか」という打ち合わせは当然しますが、担当者がお客様に説明を行う「プレゼン練習」というのはこれまでほとんどしていませんでした。
これはお客様へのプレゼンをする、議論を主導的に進める当事者が私であることが多く、あまり必要性がなかったためです。
実は弊社は3年前に会社のコンセプトをガラッと変えまして、「田中個人事務所」に戻しました。受託開発事業に関していうと、私が少数のお客様と全責任と権限を持って密接にお付き合いする事によって、CSを高いレベルで保つ、という形での運営にしたわけです。国家でいうと北朝鮮的な中央集権国家でしょうか(なのにスタッフのためにドーナツ自腹で買いに行かされたりしていますが)。
しかし、その路線も時間が経つとお客様にお届けする価値の量や範囲にも限りが出てきますし、それでは会社も個人も成長しません。昨今は課題がまた少し出てきていると感じています。
そこでお客様を起点に考えていく中で、また少しずつ個人事務所からチームへの切り替えを図っており、その流れの中で「プレゼン練習」もしたほうがやはりいいな、ということに気づきまして、実施することにしたわけです。
「プレゼン練習」といっても、もちろんプログラマーに「仕事とってこいや!」などという営業の練習をさせるわけではありません(もちろん中には出来るきわめて例外的なプログラマもいますが、それはまた別のお話しです)。
あくまでも基本は開発担当者として「Webサイトの成果がどうであったか。またそれを踏まえて今後何をいつ、どういうタイミングでやろうとしているのかを、わかりやすく説明する」のが練習の目的です。
そして、そういうプレゼン練習をすると、逆説的ですが、制作している定例レポートの内容に実は修正が必要であったり、不足している情報があったり、新たにシステム実装するべき点が見つかったりします。
つまり、わかりやすいプレゼンを心がけるということは、お客様目線で考える、ということそのものなのです。プレゼン練習は単なる分かり易い説明テクニックの習得ではありません。
こういう発見や方法論をスタッフとの間できちんと共有することが、スタッフは勿論、弊社の成長や、お客様の満足度向上につながると思っています。
札幌に限らず、Webサイト制作・Webシステム制作・Webコンサルティングのご相談はこちらまでお気軽にどうぞ。