生成AIとAIは何が違うのか?
昨今は生成AIが非常に注目を集めており、弊社でも各種APIを活用したWebサービスへの適用、開発案件が増えてきました。そこでここでは基本的な生成AIについての開設をします。そもそも、生成AIとAIは、何が違うのでしょう?3分で解説します。
生成AIとAIは何が違うの?結論
簡単に要約すると、AIは既にある選択肢を選んで回答する。生成AIは選択肢自体を自分で生成して回答する、という事になります。つまりAIは既にあるコンテンツを提示するだけです。他方生成AIというのはオリジナルコンテンツを生成して提示する、という事になります。
もうちょっと細かく違いを説明すると
「生成AI」(Generative AI)と一般的な「AI」(Artificial Intelligence、人工知能)の主な違いは、その用途と機能にあります。
一般的なAIは、データを分析し、予測を行い、特定の問題を解決するために広範囲にわたって設計されています。例えば、画像認識、言語翻訳、推薦システムなど、特定のタスクを効率よく行うために開発されたシステムが含まれます。
一方で、生成AIは、新しいコンテンツを「生成」することに特化しています。これには、テキスト、画像、音楽、ビデオなど、人間が元々作成する形式のコンテンツをAIが自動的に作り出すことが含まれます。生成AIの例としては、文章を作成するGPT(Generative Pre-trained Transformer)や、画像を生成するDALL-Eなどがあります。
つまり、生成AIはAIの一分野であり、特に創造的な内容を生成するために使われる技術です。
まとめ
こんな感じです。
表にするとこんな内容になります。
AI | 生成AI | |
---|---|---|
学習データ | 具体的なデータやデータセット(質問と答え等) | 構造化されていないデータもいける |
学習の視点 | 情報の整理・分類 | AI+パターンや関係性の発見と学習 |
出力の目的 | パターンの特定や予測 | AI+創造 |
出力されるもの | モデル化された行為や自動化処理 | AI+新しいコンテンツの生成 |
基本的な考え方として覚えておいてください。