リダイレクトしていないのにサーチコンソールで「ページにリダイレクトがあります」のエラーがなぜか出る事が実はある

公開日:2025/01/28

Google Search Console（サーチコンソール）は、自社サイトがGoogleの検索結果でどのようなキーワードで表示され、アクセスされているのかがわかるサービスです。

検索キーワードや掲載順位だけでなく、サイトがきちんとGoogleに読み込まれているか、エラーが出ていないかもチェックすることができ、分析・改善する際に非常に役立ちます。

弊社でもサーチコンソールを使用しているのですが、今回「ページにリダイレクトがあります」のエラーが出ていることに気が付きました。しかし、エラーページを見てみるとリダイレクトは行っていません。

おかしいと思い詳しく調べてみましたので、本記事ではリダイレクトエラーが出る原因と対処法をまとめます。

サーチコンソールでのエラー確認方法

サーチコンソールのエラーは、管理画面左側メニューの「ページ」をクリックし、スクロールするとある「ページがインデックスに登録されなかった理由」というところから確認することができます。

「ページ」という項目には、その理由でインデックス登録されなかったページ数が記載されています。

これらはすべてが致命的なエラーというわけではなく、意図的にインデックスしないように設定している場合は問題ありません。

「インデックスって何？」という方は、以下の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。

【発注者向け】Webサイトを作ればすぐ検索結果に表示される可能性は宇宙旅行に行けるくらい？なのでこれを必ずやろう！

noindexとは？正しい書き方・設定方法を解説

この中で、今回「ページにリダイレクトがあります」というエラーが出ているのが気になりました。

リダイレクトとは、特定のページにアクセスした際に別のページへ遷移させる設定のことです。リダイレクトについて詳しくは以下の記事をご覧ください。

【発注者向け】ホームページをリニューアルする時はリダイレクトを必ず設定してるかチェックしよう！

エラー項目をクリックするとどのページにエラーが出ているかを確認できるのですが、どれもリダイレクト設定はされていません。

意図的にリダイレクトしているのであれば問題ないのですが、リダイレクト設定をしていないのにリダイレクトエラーが出ているのは不思議です。

「ページにリダイレクトがあります」エラーが出る原因

サーチコンソールで「ページにリダイレクトがあります」というエラーが出る原因は主に以下の4つです。

• リダイレクト設定が間違っている
• リダイレクトが無限にループしている
• リダイレクトチェーンが長すぎる
• リダイレクト先のページにエラーが出ている

リダイレクトの無限ループとは、ページA→ページB→ページA……というようにリダイレクトが循環してしまっている状態です。また、リダイレクトチェーンとは、ページA→ページB→ページC……というように、リダイレクトが繰り返し行われている状態を指します。

上記を含む、間違ったリダイレクト設定が行われている場合に、リダイレクトエラーが発生します。正しく設定し直せば基本的には解消されるので、エラーが出ている場合は制作会社に依頼しましょう。

リダイレクト設定をしていないのにリダイレクトエラーが出るのはなぜか？

前述したように、基本的にリダイレクト設定が誤っている場合にリダイレクトエラーが発生します。しかし、弊社のエラーが出ているページはそもそもリダイレクト設定をしていません。

なのになぜエラーが出ているのか不思議に思って調べたところ、Googleの不具合の可能性もあるようです。

実際、2021年12月にGoogle公式より以下のようなアナウンスがありました。

内部的な問題により、インデックス作成中のリダイレクト エラーと関連するメール通知が増加しています。これはウェブサイトの問題ではなく、Google の内部的な問題によるものです。この問題は早急に解決される予定です。

引用：Google Search CentralのXのポスト

このように、間違ってエラーが出ていると思われる場合は、サーチコンソールの「修正を検証」というところから再度報告することができるので、試してみてください。

結論：意図しない設定がされていなければリダイレクトエラーは問題なし

意図しないリダイレクトがされておらず、ページがインデックスされているのであれば、サーチコンソールのリダイレクトエラーは放置でも問題ありません。

ただし、基本的にはリダイレクト設定が間違っている場合にエラーが発生するので、サーチコンソールで確認した場合は制作会社に依頼して修正するようにしましょう。