Webサイトリニューアル手法(2)「じわじわとリニューアル型」で覚悟しなければならないこと
前回からの続きです。このWebサイトのリニューアルにおいて「徐々にリニューアル型」の場合、 当然今のサイトがどうやって内部的には作られているのか、という事をまずは説明して貰い、把握しないと話が始まりません。
ところが、現実的には始まらないのに始まっちゃう場合が少なくありません。
例えばしばしばあるのが、説明を受けようにも受けられない、という状況です。
理由は簡単で、前任の開発会社がとんずらした(意外と多いです・・・)、又はいてもクライアントとこじれていて話が聞けない、 そもそも元の開発会社から見ると逃げられる側なのであまりやる気が無い、クライアントも細部を説明できない、という事情です。
また、仕様書(のようなもの)についても、あまり残ってない事が多いです。
仮に仕様書(のようなもの)あったとしても、開発リリース時のものだけで、運用保守後に手を入れた事が反映されていない場合が少なくありません。 つまり、それを本当に信じて手を入れると、ぽっかりと口を開けて待ち受けてていた罠に落ちる可能性が高いです。
これは開発費用1千万以下のサイトだと、ほとんど全部そうだと言ってもいいかも知れません。
「徐々にリニューアル型」の場合は、基本自社で開発したソースでは無いこともあり、基本手探りは避けられません。 そう、そしてここからがジョジョの不思議な冒険の本格的な始まりになる訳です。