物作りをしている会社がECサイトを始めるときに陥りやすい罠とは?-灯台もと暗しは貴方にも
ECサイトには様々な業種の企業が参入しています。小売り業であったり、流通業であったり、製造業、様々な会社がECサイトへの参入を行っています。
そんな様々な業種、業態の企業のECサイト構築のお手伝いをしている中で、実は物づくりを主にしている会社さんには、ある一定の傾向がある事に気付きました。
それは、物づくりをしている会社がECサイトを運営し出すと、かなり確率で灯台もと暗しになる、という事です。
どういう事か。
つまり、あまりにも日常、自社の商品と接してしまっているため、一般ユーザーの目線で見ることが出来ない、どこが優れたところなのか判断が出来ず、麻痺してしまっているのです。
例えばこういう事がありました。弊社でお手伝いする事になった、とある北海道のジャムメーカーさんは、原材料の果実に外国産は勿論、北海道外のものも一切使わず、北海道内で取れた果実だけを使って、普段ジャムを製造しています。
しかも出来るだけ添加物は使わず、最小限添加する糖類も、ただの生成されているどこにでもある砂糖ではなく、日本では北海道だけでしか生産していない、なかなか入手が難しい甜菜(てんさい)という作物から作られるオリゴ糖という、貴重で大変体に良い、優しい甘みのある砂糖を使っています。
そういう優れた素材、品質を使っているにもかかわらず、会社サイトやECサイトには、全くそのことが触れられていません。
要は創業当時からそれが当たり前として作ってきており、自分達にとってはただの当たり前の事実に過ぎないわけです。なので、今更それがアピール材料として使えるとは夢想だにしていない訳です。
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それで、これだけ商品の特徴があるにも関わらず、「田中さん、うちの商品はなかなかアピールするところがないのですが、どうしたらいいでしょうね」と相談してくるのです。
このような傾向は物作りをしている会社、特にメーカーに顕著に見られる傾向です。
このような灯台もと暗しを打破する一番の即効薬は、手前味噌気味で恐縮なのですが、我々の様なコンサル、つまり「外部のような内部の人」を使うのが一番です。是非うまく活用して下さい。
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