売れない時代に売る方法とは-商品品質が良い事はもはや何の差別化にも ならない
メーカー系の会社、商品などモノ作りの会社さんにおじゃまする時、良くお聞きするお話が「田中さん、うちは自慢じゃないが品質はかなり良いと自負してます。原材料にも製法にもこだわってますし。でもね、なかなかそれを世の中で認めてもらうのが難しいんです」という悩みです。
特にこだわって物作りをしている会社さんほどその傾向が強く、悩みは深いように思います。
非常に残念な事なのですが、極論すると、売れる売れない、という事と商品の品質にはほとんど関係がありません。と割り切る事が極めて重要です。
どうしてなのか。
昔のモノの無かった時代ならいざ知らず、今は街中に、家の中に、売り場に、商品があふれかえっています。
つまり、自分でこれは良い品質だな、と思っても、必ず同じくらいのレベルで甲乙付けがたい商品を作っている競合他社が必ず存在します。見込み客から見れば、貴方しか見えないという事はほとんどなく、そいう一段の中から、御社だけをあえて選んでもらわなくてはならないのです。
私個人としては、正直、常により良い品質の会社の商品が、品質の良くない商品より売れて欲しいし、そうあって欲しい、いや、そうあるべきだと強く思っています。
しかし、世の中はそんなに甘くありません。現実的には品質には関係無く、しばしば「悪貨が良貨を駆逐する」という事態が起きてしまうのです。諸行無常の響きあり、ですね。
では、その中で我々は一体どうしたらいいのでしょう。私は良く言っているのはやはりECサイトにおいては(それに限らずリアルでも)売り方を考えましょう、Webマーケティングを活用する事が極めて重要、という事です。
優れた技術で、優れた商品を、こだわり抜いて作る事はとても尊い事だと私は思います。だからこそ、それと同じく位、それをきちんと見込み客に伝える技術を学び、ECサイトやリアルで御社の商品を購入してもらう、見込み客を「救済」するのは、ジャンルを問わず良品を作っている貴方の「責務」なのです。
おこがましい言い方かも知れませんが、貴方が頑張らねば、何も知らない見込み客は「間違った商品」を買ってしまうかも知れません。助けて上げる、くらいのつもりで、是非ECサイト、Webマーケティングを活用して下さい。
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