ECサイト制作で何をすべきかは、悪質業者が教えてくれる
先日、テレビを見ていたら、酵素の入ったとかいうサプリメントをECサイトで通販している会社の悪質な事例が取り上げられていました。
被害者のインタビューが流れ、無料お試しという事で商品を購入したら(送料500円だけ自己負担)、なぜか商品が届いてから一か月後、また商品が届き、請求書が同封されていたというものです。いつの間にか定期購読コースになっており、解約しようとしたら四回購入しないとキャンセル出来ない、キャンセルはしかも電話でしか受け付けず、ほとんどつながらない、という絵に描いたような悪質さです。
私もこのブログで、定期購読コースを作る事、無料お試し商品を必ず設ける事の重要性を良く説いていますが、このような業者の存在は業界にとって極めて迷惑な存在です。
当然厳しく罰せられなければなりませんが、他方、普段から誠実にECサイトを運営している方の視点で見ると、このような悪質業者は、ECサイト運営において一体何をしたらいいのか、という事を教えてくれる存在でもあります。
つまり、「無料お試し」が気付いたら勝手に「定期購読コース」になってしまい、キャンセルも電話しかつながらない、というリスクが購入者の方に認知されつつあるワケですから、それを逆手に取って「うちはメールでも解約OK!」「無料お試し後勝手に製品は届きません!」という事をきちんとアピールすれば、それだけ優良ECサイトとして認知される可能性が高まる、という事です。
私もその悪質なECサイト会社のサイトを見ましたが、綺麗なデザインで洗練されており、確かにそこが悪質とは一見して分かりません。いわんや普通の消費者が分かるはずがありません。
だからこそ、優良かつ善良ななECサイト運営会社は、悪質業者からのヒントで、効率的に自社が誠実で優良なECサイトである事をアピールしましょう。それが一般消費者を「救済」する琴似も繋がります。
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