ホームページ制作会社の見積書の見方ってどうやって見るの?(2)お品書き編
さて、「ホームページ制作会社の見積書の見方ってどうやって見るの?(1)人月編」 からの続きです。
前回は、ホームページ制作会社・Web制作会社のお見積もりの種類が大木分けると二つあること。
そのうちの一つ、1の「人月換算(時給方式)についてご説明しました。
今回は、残りの一つ、「パーツ換算(お品書き方式)」についてご説明します。
パーツ換算方式のホームページ制作お見積書
皆さんレストランやラーメン屋さんに行くと、こんなメニューよく見ますよね。
お品書き、メニューです。
そう、ホームページ制作・Web制作におけるもう一つのお見積もり方式は、個々の制作物に値段がついている方式です。
例えばこんなお見積もりになります。
項目 | 数量 | 単価 | 小計 |
---|---|---|---|
企画料 | 1 | 50,000 | 50,000 |
進行管理料 | 1 | 40,000 | 40,000 |
トップページデザイン | 1 | 50,000 | 50,000 |
階層下デザイン | 5 | 20,000 | 100,000 |
コーディング | 6 | 10,000 | 60,000 |
フォーム制作 | 1 | 20,000 | 20,000 |
バナー制作 | 5 | 8,000 | 40,000 |
ロゴ作成・加工 | 1 | 10,000 | 10,000 |
写真加工・合成 | 3 | 10,000 | 30,000 |
小計 |
例えばこのお見積もりの通り、バナーは一つ8千円。5個作るので合計4万円。
こういう計算方式です。
そして(1)と同様に、このようなお見積もりを出すホームページ制作・Web制作会社には、以下のような傾向があります。
1 小中規模、デザインを中心としたのホームページ制作案件が多い。
2 システム開発が得意ではない。
このお見積もり方式のメリットは、一言で言うと「明朗会計」です。個々に料金がはっきりしていますので、うん万円ポッキリで済む、という事です。気がついたらどこかのぼったくりバーの様な法外な値段を請求されるとという事がありません。
デメリットとしては、バナー制作のやり直しについて、定価の中に含まれているため、やり直しの回数が増えると、追加料金の明細が不明確になりがちだという事です。
そして「人月換算方式」と「パーツ換算方式」のミックス型のお見積もりを出すホームページ制作会社は、両者の中間の性格を持っています。つまり、
デザインだけではなく、システムもそこそこ開発出来る(しかしがっちりシステム開発が得意という訳では無い)
という特徴を持っています。
このように、ホームページ制作・Web制作会社の出すお見積もりには大きく言うと二種類、とそのミックス)の合計3種類があり、それぞれ出すお見積もりの種類によって、そのホームページ制作会社の特徴、傾向を伺うことが出来ます。是非発注時のご参考にされて下さい。