動画のファイルサイズ(容量)というのは1秒で何MBくらいになるのか?
遠隔授業で録画したい、あるいは動画をネットで流したいんだけど、そもそも動画のファイルサイズって何メガバイトくらいになるものなんだろう・・・?というご相談を受ける事があります。今回はそれを実際にネットでストリーミング配信している動画を例に、超ダイジェストにご説明したいと思います。
結論
超ざっくりに言いますと、動画のファルサイズ、容量というのは、約1秒あたり0.25MBが一つの「目安」になります。1MBだと約4秒です(HD/30fpsの場合)。
なので、10分の動画だと 60秒 × 10分 × 0.25MB = 150MB になります。10分動画は150MBが最低限の一つの目安となるファイルサイズです。
30分の動画のファイルサイズだと大体3倍で450MB前後になりますし、60分であれば約900MB、90分であれば1,350MB前後が最低限のサイズという事になります。
まとめ:動画のファイルサイズ(容量)は、1MBだと約4秒、つまり秒あたり0.25MB、10分だと150MBが一つの目安(HD/30fpsの場合)となります。
ただ、あくまでこれはざっくりな数字です。動画は画質やそこに写っているものによって、動画のファイルサイズ(容量)が変わってくるためです。単に青空だけを動かしている映像と朝の品川駅の通勤風景を撮影しているとのでは、映像に映る情報量は大きく異なります。
なので、低画質より高画質の方が動画のファイルサイズ(容量)は大きくなります。また、動きの全然無いものであれば、動画のファイルサイズ(容量)は少なく済みますし、動きがあるものを録ると、それだけ当然動画のファイルサイズ(容量)が大きくなる、という事になります。勿論動画の尺(再生時間)が長くなると、それだけファイルサイズ(容量)が大きくなるのは言うまでもありません。
実際にストリーミングで公開している動画ファイルでファイルサイズ(容量)を検証してみる
弊社で主催しているトリテンTVのというコーナーがあるのですが、実はここで動画をストリーミング配信しています。
J1のクラブチームのバラエティ番組的な内容なのですが、撮影場所は練習グラウンドであったり、クラブハウス内であったり、神社でもロケであったり様々です(試合風景だけありません。そこはDAZNさんの規約に触れるので流せない取り決めになっています)。
という一定の条件ではありませんが、程良く室内、室外の動画が混じっています。これの直近10本の動画の尺(放送時間)とファイルサイズを計測してみました。ちなみにカメラは映像制作をしていただいているライターさんのカメラ(iPhone7/HD/30fps)を利用しています。
動画の尺とファイルサイズ(容量)
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ということで、非常にざっくりですが、見ての通り、1MBあたり4秒になります。
ここから1秒あたりのMBを調べると 0.25MB/Secということのなります。
1時間(60分)動画ですと、
(60×60=)3,600sec × 0.25MB = 900MB
つまり、1時間動画のファイルサイズは900MBという事になります。
ただし、これはiPhone7の標準画質の場合です。iPhone7の画角サイズは640×1136です。標準のフレームレートは 1080p HD/30fps になります。なので普通にFull HDで撮影すると、当然ですが、秒あたりにのファイル容量は増えます。なので、あくまで「最低限の目安」だと理解しておくのが良いと思います。
ちなみにそもそも動画の解像度って何?という方はこちらをご覧下さい。
遠隔授業の場合は、先生を映しただけであれば、ほとんど背景が動きませんので、動画ファイルのファイルサイズ(容量)は結構抑えられそうですが、ところどころ全生徒が写ったりすると、それなりのファイルサイズにはなりそうです。