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メールが届かない?SPF(Sender Policy Framework)についての誤解

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SPF(Sender Policy Framework)についての誤解

最終更新日:2021/11/05   公開日:2020/12/08

SPFとは、「Sender Policy Framework」の略で、電子メールの送信者偽称を防ぐ送信ドメイン認証技術です。

まず、SPFがDNSに未設定だといって、メールが届かないというのは、よほどじゃないとあり得ません。

論理的には、SPFの未設定を拒否することは可能ですが、拒否すると事実上メールがつかえなくなるので、企業の情シスで頭おかしい奴ぐらいしかそういう設定しません。

ただし、SPFを未設定の場合は、迷惑メールとしてマークするサーバは増えてます。

問題となるのは、SPFの誤設定です。
SPFは、どのSMTPサーバから送るかを通知します。

このため、通知してないサーバから送ると、未設定より始末がわるく拒否される可能性が高くなります。(それでも普通は拒否しない)。まあ、これも迷惑メール行きです。

ころが、SPFを正しく設定していてかつ正しく通知してるサーバからの送信でも、拒否されるパターンがあります。というかこのパターンは、こちら側のSPF設定に無関係にやばい。

それは、EnvelopeFromの設定ミスです。

SPFを、チェックする受信サーバ(相手側)は、まず、SMTP接続された時に、ヘッダでSPFのチェックをします。

ヘッダには、送信者のFromは入ってません。

なので、EnvelopeFromをチェックするのです。

そのとき、EnvelopeFromのドメイン名で、DNSのSPFをチェックにするのですがここが、www.localとか存在しないドメインになっていると、そこで、チェックをやめて、迷惑メールにする場合があります。

また、最初にチェックするのは、送信者のFromではなく、EnvelopeFromなのです。

Fromじゃないのです、送信者の詐称を防ぐのに、Fromじゃないというちょとここでややこしいことになるので。説明は避けます。

結論は、SPFを、正しく設定して、かつ、FromとEnvelopeFromのドメイン名を同じにするのが手っ取り早いのです。